スイーツの街・神戸として「パティスリーの街 神戸」の魅力をさらに高め、盛りあげたいという想いから、神戸を代表する8名のパティシエが2015年4月に発足したプロジェクト「ORIGINE KOBE（オリジンコウベ）」。

春夏・秋冬と半年ごとに共通のテーマに沿って各シェフが限定のお菓子を作る「神戸パティスリーコレクション」を展開しており、先日2021 S/Sテーマは、手で持って食べられるお菓子「フィンガーフード」と発表されました。

ORIGINE KOBEの各シェフは一体どんなスイーツを生み出すのか…。発売を前にスイーツへのこだわりや意気込みをお聞きします！第三弾は『コンパルティール ヴァロール』 大西 達也シェフのインタビューをお届け。

©️Jun Kozai

●大西シェフが考える“フィンガーフード”は？
ショーケースに入っているスイーツをアルミホイルで包んで歩きながら食べられるよう工夫したものを考えています。今試作しているのは古典的なオペラというフランス菓子をベースに考えていて、それを球体にしてアルミホイルに包み、おにぎりのように剥いて食べられたらなと。何にしようかなと考えているときに食べているのがおにぎりだったところから発想しました（笑）。

●お客様にメッセージ
歩きながら食べるお菓子というものを作ったことがなかったので新しい試みになりましたが、そういうお菓子があってもいいかなと。食べ方やシチュエーションで味も変わってくるので楽しみ方が一つ増えるんじゃないかなと思っています。歩きながら食べるということでどう感じ取ってもらえるか楽しみにしています。

＜COMPARTIR VALOR（コンパルティールヴァロール）＞
昔、神戸の金融街と呼ばれた栄町通に、戦後、震災を乗り越えて残された、日本を代表する建築家、辰野金吾氏の作品の外壁で、当時と現代の神戸元町の雰囲気や空間を美味しいお菓子やコーヒーと共に過ごす時間、その価値をお客様と共有したい。
コンパルティールヴァロールという店名にはそんなシェフの想いが込められています。

COMPARTIR VALOR（コンパルティールヴァロール）
（神戸市中央区栄町通4-4-8）
営業時間：11:00～18:30
定休日：水､木曜日
TEL：078-599-7521
https://compartirvalor.com/