メンバー制×スピークイージー『GATSBY』オープン

神戸三宮にオープンするメンバー制のレストラン『GATSBY(ギャツビー)』。※オープン日は4月26日から5月12日に延期。神戸北野で人気のビストロ「LE BOOZY」、ベーカリー「THE BAKE」を展開する株式会社BOOZYSの新業態で、メンバーのみが入店できる新しいスタイルの隠れ家レストランです。現在、クラウドファンディング「Makuakeのプロジェクト限定で5月9日まで第1期メンバーを募集中。すでに700人を超えるメンバーが集まるなど、期待の高さがうかがえます。

プロジェクトメンバーは、GATSBYのオーナー・小林元気(こばやしげんき)さんとフードクリエイター・店舗ディレクターを務める神原 裕(こうばらひろし)さんを中心とする5人。個性豊かな面々を揃え、唯一無二、神戸を代表するレストランを目指して、どんな想いで店づくりを行っているのか、小林さんと神原さんに話を聞きました。

メンバー紹介

【小林元気さん(左)】株式会社BOOZYSの代表取締役。本プロジェクトでは街の自慢になるようなレストラン作りを担当。「この街でしかできない味わえない」を実現するため、プロジェクトを通して新たな価値を提言。

神原 裕さん(右)】神戸で大衆酒場「ズドコノン」や「RAVO BAKE COFFEE」など飲食店を経営。店舗ディレクション、今までにないメニューと店舗スタイル担当。 BOOZYSの根幹を作り上げ、神戸を代表するレストランにする為にブランディングサポートを行う。

◆「GATSBY」とは

隠し扉を開けると100年前のニューヨークで禁酒法をきっかけにひっそりとお酒を嗜む場として流行した「スピークイージー」にタイムスリップ!味のあるヴィンテージものを仕入れるなど壁紙や家具、インテリア一つひとつにこだわっています。外の光、音がシャットダウンされた、現実離れな異空間でクラシックな文化を楽しむことができますよ。店内の全貌は、ぜひあなたの目で確かめて。

楽しみ方は、バーフードや豊富な種類のドリンクを楽しめる「バースペース」と、ゆったりとした座席で限定メニューが楽しめる「テーブルスペース」の2つ。バースペースは、テーブル席利用前のウェイティングスペースとしても。1人でふらっと、友人や恋人と、2軒目使いに、など様々なシチュエーションで利用できます。

「繋がり、学べるレストラン」をコンセプトに、メニューは来店者に生産の想いや食材の本質、異国の文化などすべてがストーリーとして味わえる、ニュークラシック料理を提供。廃棄や売れ残りになる規格外の食材を取り入れたり、牛を一頭買いで仕入れたり、食材を余すことなく使い切る、無駄のない調理方法を行い、フードロス問題にも向き合います。調理師学校卒業後、神戸の有名ホテルやニューヨークの数々の星付きレストランで修行経験を持つヘッドシェフ・津田さんがもてなします。定番メニューのほか、シーズンメニューも提供予定。

タルタルステーキ

日本の法律上、生肉を提供することが難しいため、なかなか出会えないヨーロッパ料理。牛一頭を余すことなく隅まで美味しく堪能するためもも肉の「硬い部位」をあえて使用。肉本来の深みや味が感じられる一皿です。

チーズバーガー

破棄になりやすいお肉の筋や脂などを混ぜ、素材の味を全面に出したパティとチェダーチーズ、自家製ソースを「THE BAKE」のブリオッシュバンズでサンド。肉々しいパティとリッチな風味のバンズで食べ応え抜群。 “夜中の締めバーガー” としていかがでしょうか?

ミルフィーユ

食後のスイーツに「ミルフィーユ」も用意。THE BAKEで焼き上げた香ばしいサクサクのパイに北坂養鶏場の卵を使ったカスタードクリームをたっぷりと。“シンプルだけどうまい!”余計なものを加えずシンプルだからこそシェフの腕が光ります。

◆メンバー制について

「自分たちの想いを “共有できる場” を創りたい」という想いからメンバー制を採用。メンバーの入会金・年会費不要、メンバーのほか、メンバーの同伴者、メンバーの紹介者が来店できます。

クラウドファンディング「Makuake」のリターン商品には、新型コロナウイルスの影響で余剰在庫となった布生地に、神戸を中心に栽培された規格外・廃棄物となる野菜の皮を原料として作られた「野菜染めエプロン」もラインナップしています。

右胸のあたりに施された“LOVE the FOOD ONCE MORE(もう一度、食べ物を愛そう)”の刺繍や、リサイクル糸を使用したブランドタグもおしゃれ!

GATSBYができるまで

小林:メンバー制のレストランをやってみたいというのはずっとあって、今回この場所で出店の話をいただいた時に、公私共に仲の良い彼(神原さん)に一緒にやらないか?と誘ったのがはじまりです。そこから、どんなお店にするのかというところで何度も話し合いをして、コンセプトを決めるまでにとても時間がかかりましたね。

神原:「神戸の色って何だろう」「神戸ってこれからどうなっていくんだろう」といろいろ考えていく中で、50年前の神戸を振り返ってみると外国人のカルチャーが強くてそれが“神戸らしさ”になっていて。でも今はそれが薄まって僕らの中ではそのイメージがあまりないんですよね。その頃や昔に立ち返って、その“神戸らしさ”を活かしていきたいなと思いました。そこから「100年前のニューヨークにタイムスリップ」というお店のイメージが沸きました。

小林:コロナ禍に入って状況が一変し、飲食店のあり方や食材ロスなどさらにいろんなことを考えました。その一つとして、フードロスに力を入れて、メニューにもそれぞれストーリーを持たせ、食育・食文化についても積極的に発信したいなと思っています。そして、神原さんのほか、シェフ、デザイナー、ライター、ディレクターとプロジェクトメンバーが集まり、クラウドファンディングに挑戦。ありがたいことに目標達成率1982%(4月16日時点)とたくさんの方に応援していただいております。皆さんの期待に応えるべく、いかにお客様が楽しめるかを一番にチームでお店を作っていきます。

GATSBYどんなお店にしたい?

小林:同日オープンの別店舗「新世紀」では神原さんに全力で楽しんでもらいながらやってもらって、GATSBYは個性的なスタッフが揃うかっこいいおしゃれな雰囲気に。そのギャップも楽しんでもらいたいですね。新規の方にはこの扉を開けた時の驚きを提供したいです。仕事帰りに気軽にふらっと、イケてるデートスポットとして、記念日に毎年訪れるお店として、などお客様によっていろんな使い方をしてもらい、それぞれの思い出に残るお店になればいいなと思っています。

神原:神戸を代表するお店にしたいよね。売り上げが1番とかではなく、神戸のお店と聞いて皆さんの頭に思い浮かぶようなお店になりたいですね。

GATSBYからはじまる未来

小林:あまりに豊かで便利な現代をしっかり見直し、自分ならではの役割を果たすために、新しいプロジェクトに挑戦します。そのプロジェクトの第一歩となるのが「GATSBY」。街の自慢になるようなレストランを目指し、この街でしかできない、この店でしか味わえないといった体験を提供します。これからの文化、 これからの街をお客様と一緒に創っていきたいです。そして神戸のお店が互いに高め合って、僕らが目指しているような質の高いお店が増えていけば、神戸も自然と盛り上がっていくのではないかなと思っています。“とりあえず神戸に行こう”となるような街になっていければ理想ですよね。

神原:食べ物で1人でも多くの人を笑顔、幸せにしたいと思い、 神戸から日本に発信をする挑戦としてこのプロジェクトに参加しました。フード業界における産業や普段の食事ではあまり考える事もないカルチャーを知ってもらいながら、食べる事への愛を自身で感じていただけるような文化を発信していきたいと思います。

GATSBY(兵庫県神戸三宮界隈 ※場所はメンバーのみ公開)
営業時間:17:30~
ラストオーダー:テーブルフード 22:30、バーフード 23:30
公式インスタグラム:@gatsby_boozys
電話番号:非公開